この記事では、グレンイーグルス・クアラルンプール病院で出産をした私の出産体験談をご紹介します。 マレーシアで出産を予定されている方の少しでも参考になれば幸いです。
目次
病院到着・LDRへ向かう
いよいよ入院当日。私たち夫婦が病院へ到着したのは、分娩予定日前日の夜8時過ぎです。
事前に直接LDRへ向かうよう言われていたため、夫とスターバックスの入るメイン棟の2階へ向かいました。
受付を済ませ、いざ入室。部屋はピンクに塗装されており、とても可愛い印象です。
この部屋で陣痛促進剤を入れ、出産までを行うためベッド以外に出産機材、そして赤ちゃん用のワゴンなども置かれていました。
部屋に入って一息つく間もなく、ナースに病院着に着替えベッドに横になるよう言われ、陣痛促進剤のタブレットを膣内へ。
お腹には赤ちゃんの心拍数と子宮収縮を測定するNSTのセンサーを付けました。
その夜は弱い前駆陣痛のような痛みを感じたものの、夫と雑談したりテレビを見ながら寝てしまいました。
部屋には夫が休める大きめのソファーも。壁にはテレビもありとてもリラックスして過ごせました!
翌朝。強まる陣痛に悶える
いつの間にか寝てしまったようですが、翌朝動きがありました。
朝8時。Dr.テレサが内診に来た丁度その時、温かい水がじわっと出た感じがあり破水。
その後、陣痛がじわじわ強まってきました。
数分おきにくる痛みはどんどん強みを増し、あっという間に「ひ〜っ」と叫ぶほどに。
何度もシミュレーションしていたものの、想像していたよりはるかに痛みは強く、意識が飛びそうになるのを必死に夫にしがみついて堪えること数時間。
漸くお昼頃になり子宮口が開き出し、麻酔を打つことができました。
(午前中、あまりの苦しさに痛み止めを貰ったのですが、殆ど効きませんでした。)
麻酔を打つと、すぐに嘘のように痛みを感じなくなりました!それまでは意識が飛ぶのではないかと思うほど痛かったです
いざ出産体勢からの・・・
麻酔を背中に打ってからはとても楽になり、夫と話すことができるまで気持ちが回復。
しばらくベッドの上で子宮口が更に開くのを待ちます。
夕方6時頃ナースによる子宮口チェックがあり、この時点でまだ7センチほどの開きとのこと。
まさか明日になっちゃう??不安がよぎります。
夜8時、Dr.テレサによる内診を受けると子宮口が8cmに開いていることがわかり、
すぐに出産体勢に入ることになりました。
ナースの皆さんが手際よく準備を始めいざ出産体勢に。
私自身は麻酔が効いていて痛みの波はわからなかったため、ナースとドクターのいきみタイミングの指示だけが頼りです。
いきむタイミングでみんなが「Go !gogogo!!!」と声をかけてくれます。
私も踏ん張ります!
「目を閉じないでっ!」夫も必死に手を握ってくれます。
この時も、麻酔が効いていて、全く痛くありませんでした!
何回踏ん張ったでしょうか。
ドクターが手を入れてベビーの頭を出そうとしますがなかなか出てきません。
引き続きいきんでいたのですが、突如ドクターたちに焦りの色が。
「子宮内で出血が起こり、赤ちゃんの心臓に負担がかかる状態にある。このままでは赤ちゃんが危ない、緊急帝王切開の処置をする!」
とドクターより説明がありバタバタと書類にサインをし、私は急遽手術室へ移動となったのでした。
この記事はグレンイーグルスで出産をした私の分娩日当日の体験談をご紹介しました。
出産日の後半はまた別の記事でご紹介したいと思います。
マレーシアで出産を予定されている方の参考にしていただけると幸いです。